【ZAZENガイド】第3炷 『警策~戒め励ます、文殊菩薩の手』

【坐禅あるある】第3炷『警策~戒め励ます、文殊菩薩の手』

先日、坐禅体験!@東京禅センターに行った際、龍雲寺さまにアレについて聞いてきました。
アレというのは・・・坐禅会でバシバシたたく、あの棒。「警策(けいさく)」のことです。

坐禅会を始めたというのに、当宗の警策を持っていないのは何とも。そこで、坐禅会をしている大寺院さまに聞いたというわけです!けっして下心があって聞いたわけでは!!・・・ご親切にも譲っていただきました(頓首)。
ところで、この「警策(けいさく)」、もとは名前が違っていたんだそうです。

『警策~戒め励ます、文殊菩薩の手』

坐禅会でバシバシたたく、あの棒。
もとは香板・香版(こうばん)という法具だったそうです@中国。いまの警策と形はほぼ同じで、何種類かあったんだとか。雑談を戒めたり、居眠りを戒めたり。

現在、香板(こうばん)というと、線香立ての台のことを指します。その形を見てみると、警策を短くしただけに見えなくもないのですが、文字に意味を見て区別したように思われます。

警覚策励の略で、警策だ!と言ったりしますが、たしかに戒め励ますため、棒で肩か背中を打ちます。
禅堂内では「警策=文殊菩薩の手」とされています。つまり警策で打つという行為は、坐禅修行が円滑に進むようにという「文殊菩薩による励まし」・・だとWikipedia先生は仰っていますが、いや私もそう聞かされました。本音と建て前的なものを感じましたが・・・。

曹洞宗用と、臨済宗用では、ちょっと長さや細さが違います。夏用と冬用もあったりするので、違いを出したいだけに見えなくもないのですが・・・ご覧になりたい方は、ぜひ坐禅会にいらしてくださいね。

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(4月の)ようがくじ坐禅会では、警策でバシバシたたきません。ヒヤヒヤして集中できませんからね・・。他の坐禅会では警策を用いることもありますから、“練習”は受け付けますよ??
http://www.facebook.com/events/476517285746923/

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