【コラム】“願かけ坐禅”しませんか?

【コラム】“願かけ坐禅”しませんか?
日本人は無宗教者であると自負する人種だ、と言われたりしますが、実際のところは「多宗混淆(こんこう)教」なのでしょう。

お正月には神社へ初詣、法事や葬儀は仏式、クリスマスには街がイルミネーションで彩られます。
自分ではどうにもできないことが起きるとき、『神様仏様、どうにかしてー!』と思ったりするわけです。

ひとつの宗教だけを信じている人にとっては、そんな生き方ってどうなのよ・・と見られるのかもしれません。
多宗混淆の性質は、日本人の節操の無さの表れでしょうか?神仏がごっちゃになっているからでしょうか??

疑問はつきません。しかし、一見めちゃくちゃな性質を、仏教はサラッと包み込みます。

仏教は「自分自身をよりどころにして頑張れよ」と言うのですが、そう言われても・・ちょっと無理・・と思うことがありますよね。
そんなときは頼ればいいんだと。頼っている自分をよりどころにすればいいわけです。「神様仏様ー!」と信じる自分、で頑張ることを勧めます。

坐禅とは、そんな仏教の実践法のひとつ、といえます。
頑張りたいとき、うまくいってほしいとき、“願掛け坐禅”してみませんか??
しかも、大勢で。
一人でやってもうまくいかないなら、みんなでやってみましょう。仲間を大切にすることも、仏教は説いているのですから。

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