ZAZENガイド #17|見たいものしか見ていない(半眼編)

ZAZENガイド #17|見たいものしか見ていない(半眼編)
ZAZENガイド #17|見たいものしか見ていない(半眼編)
座禅中、目を開けている人。目を閉じている人。どちらもいらっしゃいます。
ただ、わたしは「目を開けている方がいい」とお伝えしています。

ほんとうに私たちは、見たいものしか見ていません。
空や山、河や海は、わたし自身の眼から生まれ、固さや柔らかさ、寒さや暑さは、わたし自身の肉体の生んだもの。のどごしの心地よさや、甘い香りいやな匂いもまた、わたし自身の口や鼻の産んだものです。

目を閉じれば、その傾向は強まります。
人への怒りやイライラ、過去への後悔や罪悪感、現状への不満、将来への不安、自分に対する無力感やコンプレックス、孤独感や虚しさなど。

たしかに『とりあえず楽しめばいい』『気持ちよければいい』かもしれません。でもそれは一瞬のこと。

見たいものしか見ていない、その瞬間を意識するためには。本当の目を開いていなければならない。
そのために、まずは物理的に自分の目を開くことが大切なのでは。そう考えるのですが。

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